2006年9月アーカイブ

行ってきました。
PS3タイトルのプレイアブルもぽつぽつ出ていました。一番品質が良かったのはDevil May Cry 4ですね。例の「MT Framework」エンジンのおかげでしょうか。

ただ派手なエフェクトの時にややフレームレートが落ちていました。他タイトルもがくがくのフレームレートだったり、あまり綺麗じゃなかったりと、まだまだ開発中の様子がぬぐえない感じ。私が見た感じではPS3タイトルでは良くて30FPS程度の物が大半でした。次世代機で求められるクオリティを出そうとするとやはりHD解像度60FPSはよほど工夫しないとキツイのかもしれません。

良かったタイトルにしても、
・レンダリング解像度のUPとアンチエイリアシングによるジャギーレス
・ピクセルシェーダによる綺麗なシェーディングと影生成。
・フィルレートの向上による従来系エフェクトの多用・大規模化
程度にとどまり、まだまだ次世代機の性能・機能を使い切っていない、現行機の延長線上の印象です。

今後はやはりゲームエンジンの重要性がいよいよ増して来るでしょう。
ミドルウェア関連のブースは、なんかちっちゃかったなぁ。イベントの性質から言ってしかたないのかも。

また、Devil May Cry 4が綺麗だと思えたのは非常にコントラストの強い(悪く言うとギラギラした)映像だったから、という要因もあるかもしれません。印象の薄かったタイトルは全体のコントラストが低く、中間色が多かったです。

今後は色彩学やライトデザインといった、映画業界並の演出・美術センスも求められそうです。

色んな専門学校などの出展コーナーもあったのですが、2Dゲーム半分、3Dゲーム半分、といったところ。3Dゲームの方はPS1の頃のハードで学生さんがちょっと作りました位の出来が大半でした。恐らく一番優秀な作品を出展したのでしょうが、やはり商業3Dゲームの著しいクオリティ向上にますます差を付けられてしまっています。

美術スキル、プログラミングスキル、数学スキル、人材をそろえる困難さ、高価で便利な機材の不足等、商業との間の壁は非常に高いです。
最近、PS3やXboxで一般人がゲームを作る事を支援するツールやサービスが発表・噂されていますが、現状打破のきっかけになって欲しいです。

ノエルザブレイヴさんのSS作品「夢追い虫カルテットシリーズ」の第53話を公開しました。

今回は・・・饗介の煩悩そこまでいくか、というお話。

オチ笑っちゃうね(笑)

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