夢追い虫カルテットシリーズ

VOL.4「百薬の長、或いは友達薬」

光彦「どうした?」

と光彦が聞くと、四人はぼろぼろ泣き始めた。

みゆう「さみしかったよぉ〜。」
あすか「置いて…行かないで…。」
ひとみ「あたし達を捨てないで下さい。」
まゆり「ご主人様がいなかったら、わたくし達はどうすればいいのでしょうか?」

この四人の様子を見て、光彦は胸が痛んだ。

光彦「黙っていなくなって悪かったよ。でも僕は片時も君達を忘れたことは…ってん?」

見ると、四人は酔いつぶれて寝ていた。

四人を布団に寝かしつけながら、光彦は、

(やれやれ今日は散々だったな。でもみんなかわいいよな。)

と複雑な気持ちを抱いていた。そしてその一方、

(待てよ、このまま行くと明日は…。)

という嫌な予感もした。


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