その4:しつじの世界SS4『ひつ爺☆約束の日』

ちょうど同じ時、とある公園・・・・・
ブランコにのるひつ爺。

ひつ爺「フフン♪フンフン♪」
ムサ婆「フン、いい歳してなに鼻歌を歌っとるんじゃ・・・」

気がつくとムサ婆がとなりにいた。

ひつ爺「あ、ムサちゃぁぁぁ〜ん☆☆来てくれたんだぁぁぁ〜☆☆☆」
ムサ婆「あんだけ手紙もらっとるんじゃ、こんと失礼になるからのぅ。それに・・・・」
ひつ爺「それにぃぃぃ?」
ムサ婆「今日は特別な日じゃからのぉ。
     40数年前の今日、悪魔に騙されたワシをあんたは助けてくれた・・・・
     自分のことを省みず・・・」

遠くを見つめてひつ爺は微笑んでいる。

ひつ爺「そんな昔のことぉぉ、忘れちゃったぁぁぁ☆」

そんなひつ爺を見てほくそ笑むムサ婆。

ムサ婆「相変わらずじゃの、ひつ爺・・・」

その後しばらく、二人は夕日を見ながらブランコに揺られていた・・・・

Fin


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