夢追い虫カルテットシリーズ

特別編「新人隊員奮闘記(第三回ファン招待)」

上司「あー、このたび、呪詛悪魔『トンボの幸輔』の容疑が固まり、逮捕状が取れた。」
あや「ああ、あの建設関係者連続殺人の疑いがあった。」
上司「逮捕状によると、場合によっては殺しても仕方ないということだ。と言うわけで、これから4人で逮捕作戦に参加して欲しい。」
あや「分かりました。」
上司「では、健闘を祈る!」
あや&ともみ&かつみ&なたね「はい!」

と言うわけで、4人は戦闘用メイド服(戦闘服。戦闘能力の強化に役立つ。メイド服タイプの服は使わない隊員も多い。)に変身し、幸輔を追うこととなった。

あや「このトンボの幸輔、ってのは神出鬼没で有名だ。さてどうしたものか…。」
かつみ「この際、4人で手分けして探せばどうかしら?」
ともみ「でもそいつはかなりの強者のはず。手分けするのはかえって危険では?」
あや「…よし、見つからないと意味はない。手分けしよう。見つかったらすぐにほかの人に連絡すればいい。」
ともみ&かつみ&なたね「了解!」

4人は散っていった。
ここからは、なたねにスポットを当ててみよう。
なたねは、目を皿のようにして幸輔を探していた。しかし、なかなか見つからない。
それでも、持ち前のあきらめない気持ちが功を奏し、とうとう見つけることができた。

なたね「見つけた!」
幸輔「おっと、そこにいるのはD.F.だね!残念だけど、君につかまるわけにはいかないよ!」

幸輔は当然逃げ出した。それをなたねが懸命に追う。
2人は懸命の追いかけっこを繰り広げた。だが、追いかけっこの中でなたねは重大なことを忘れていた。それは、他の3人への連絡であったのだが、幸輔逮捕に熱中するなたねはそんなことはお構い無しであった。
やがて、幸輔は、何を思ったか、廃工場の中に逃げ込んだ。


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