Happy Angle Paradise!

第4話「天使達の聖夜」

12月21日

冬季休講に入ったオレはのんびりと休日を過ごしている・・・ワケもなく、休日という事でバイトの日数が増え、くる日もくる日も働いている。
はあ・・・・街はきれいなイルミネーションに包まれ、その中を歩けばどこもかしこもカップルがおるってこの時、何でオレは仕事をしとるんやろーなぁ・・・・・
思わずため息を一つこぼすオレ。

声「元気ないわねぇ、山下真吾」
真吾「なっ!?」

いきなりの声にオレが前を見ると、あの千里眼が立っていたのだ。

千里「コンビニ店員は笑顔が命よ、わ・か・る?」
真吾「は、はい・・・」

ニヤニヤする千里にオレは眉毛をヒクつかせずにはいられない。

千里「ところでアンタ・・・クリスマスには何か予定あんの?」

千里がいきなりオレに尋ねかけてきた。

真吾「別に・・・無いけど・・・」
千里「え?」

千里が目を丸くする。

真吾「いや、え?って・・・」
千里「あの五人とパーティでもすると思ってたのに・・・・」

千里はがっくりした様子で話す。

真吾「そんな余裕もあんま無いからなぁ・・・・」

オレは肩を落とす。

千里「ま、せいぜい働いていなさい、じゃーねー」

千里は笑いながら帰っていった。

何をしに来たんや?アイツは・・・・・

 

 

 

 

真吾「帰りましたー」

オレは下宿所のドアを開ける。

かすみ「やっぱりチキンは必要でしょうか・・・」
ちえこ「じゃあ暖かい物はこれとかがいいかも~」

かすみさんとちえこが何かを話し合っている。

真吾「二人とも何を話しとるんや?」

オレが二人に声をかける。

かすみ「え?あ・・・ああっ!」
ちえこ「ご、ご主人様!いつの間に帰ってたのかも~!?」
真吾「あ・・・・」

二人が思いっきりビックリしたので、オレもビックリしてしまった。

真吾「いや・・・今さっきやけど」
かすみ「ぽっ・・・そ、そうでしたか、お帰りなさい」

かすみさんがニコッと微笑む。

ちえこ「かすみさん、じゃあこの話はまた明日かも~」
かすみ「ええ、そうしましょう」

二人は雑誌を置いて、夜食作りにキッチンへと向かった。
何の雑誌なんやろ?

『冬のお勧めレシピ 50選』

ふーん、いろいろ毎日の献立を決めるのも大変なんやろーなぁ・・・
フゥ、今日は疲れたから夜食食ったらもう寝よ・・・・・


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