Legend of Quel

第一部(P.E.T.S.12人編) 第5話

子供の母親「坊や!!!」

そう言って駆け寄ってくる母親にさっさと子供を渡すG3。

母親「ああ、坊や...無事でよかった...ごめんね、迷子になって恐い目に会って、
    とても辛かったろうね...」
G3‐XX「はい、1人返却。あとはこの赤毛女を返すだけだが...」

消防車や救急車が来て慌ただしい雰囲気の中、遠くかららんを呼ぶ声がした。

つばさ「らん!!!」
くるみ「らんちゃあああああん!!!」
G3‐XX「むっ?ありゃこいつの仲間だな。」

G3はそう言って辺りを見回し、1人の消防隊員を見つけた。

G3‐XX「おい、お前、こいつよろしく。」

消防隊員「あ、どうも。」

G3‐XX「んじゃ、とっととずらかるとしようかね。」

消防隊員にらんを押し付け、グランチェイサーの方へ向かうG3。
消防隊員に抱きかかえられたらんは、つばさ・くるみと無事再会を果たす。

つばさ「らん...無事だったんだね!よかった...本当によかった...」
くるみ「らんちゃん...らんちゃああああん!!!!!よかったよおオオオ!
     うわああああああん!!!」

 

物陰に潜む男は、

男「チッ、とんだ邪魔が入ったか。あの青い奴は一体何者だ?ここは一旦退いた方が
  よさそうだな。だが、次こそは必ず、あの金魚女を仕留めてやる!」

男は去っていった。

 

G3‐XX「クックックッ、感じる...獲物のにおいを感じるぜえエエエ♪
      こりゃどうやらとっても楽しい事になりそうだな、をい。
      今度はGX‐05でも使ってみるかな♪」

ブロロロロ......
らんの無事を喜ぶ2人を尻目にグランチェイサーで走り去っていった。


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