閉ざした扉を解き放て!!

自分の部屋にもどろうと廊下を歩くまもり。
ふと立ち止まり、ガラスに映る自分を見る。

まもり「・・・感じ悪い。」
ムサ婆「なら何故正直にせんのじゃ?」

振り返ると、ムサ婆が立っていた。

まもり「ムサ婆様・・・・・」
ムサ婆「自分に嘘をついてまで主に忠誠を誓う必要はあるのか? もっと素直になったほうが・・・」
まもり「わかってます・・・わかってるんです。でも・・・」

うつむくまもり。
深いため息をつくムサ婆。

ムサ婆「これは時間がかかりそうじゃのう・・ただこれだけは言っておくぞ。
    どんなときであれ仲間は必要じゃ。きっとお前の助けになってくれる。その事、忘れるな。」

立ち去るムサ婆。その姿を見送るまもり。

まもり「・・・・・謝ったほうが・・・・いいか・・・」

引き返すまもり。

 

 

3人の居場所を聞き外を歩くまもり。
どういう言葉を切り出せばいいか悩みながら歩いていると・・・・
前からききがすごい表情で走ってきた。

きき「ハァハァハァ・・・あぁ!まもりちゃぁ~~ん!!!」

まもりに駆け寄るきき。

まもり「どうした?」
きき「きよちゃんが・・・きよちゃんが・・・・・」
まもり「きよ殿が・・・どうしたんだ?」
きき「子犬がおぼれてて・・・きよちゃんそれを助けようとして湖に・・・」
まもり「まさか!!」


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