りなちゃんナギナタ一直線!

めいどの世界第14セクターの守護天使寮「スレーヌ」
ここでは今日も楽しく守護天使たちが大騒ぎです。
そんなある日・・・・・

しあん「ねえ、りな」
りな「んー?」

フリルのドレスを着た女性が床掃除をするメイド服の女性に話しかけます。
服の色は青色、そして頭の輪には宝玉が1つ・・・・・どうやら3級守護天使のようです。

しあん「しあん、今気付いたんだけど・・・りなって掃除しか取り柄が無いよねー」

カチン
い、いけない!この一言でりなの何かに火がついたようです!!

りな「ア・・・アンタねえー!!」

りながしあんに飛びかかります!

エレナ「あらあら、りなさんったら・・・・」
ミーコ「りなお姉ちゃま、ケンカはいけないよっ!」
ましろ「近づいたらダメです・・・りなさんは・・・一度頭に血が上ると・・・手がつけられませんから」

みんながりなをなだめます。

りな「しあん!人がせっかくいい気分で掃除してたのに!何なのよその言い草!
   もーっ、チョー信じらんなーい!」

ポカッポカッポカッ!
りなはしあんを何度も何度もなぐりつけます。

まもり「いい加減にしろ、りな!我等の他にも見ている者がいるのだぞ!」
りな「え?」

まもりの一言にりなはようやく我にかえりました。
まもりが指差すドアの隙間から・・・・・

女性A「あっ・・・・」

3人の女性がのぞき込んでいた・・・・・

 

 

やがて、お茶の時間がやってきました。
この日はかすみのいれた紅茶とエレナの特製シュークリームです。

ちえこ「それで・・・さっきの人たちって誰なのかも〜?」

ちえこがりなに尋ねます。

りな「ああ・・・同じ14セクターにいるナギナタ部よ」
しあん「ええっ?」

りなの言葉に驚くしあん。

きよ「なんでりなお姉ちゃんがナギナタできるの知っとるん?」

今度はきよがりなに尋ねました。

りな「さあねぇ、噂の出所なんて見当もつかないのに」
エレナ「それで・・・何て返事をしたんですか?」
りな「もちろん断ったわよ、せっかく守護天使としてがんばってるってとこなのに・・・ここまで来て
   その努力を無駄にしたくないの」

りなは頬杖をついて返事を返します。

まもり「・・・・・惜しいな」

まもりがポツリと声をもらします。

まもり「お前の腕、我ら隠密部隊にも匹敵するほどなのだが・・・・・」
りな「ハァ・・・・」

りなはため息を1つつきました。

りな「あのね、アタシは元々守護天使としてご主人様の元へ行くつもりなんだから、
   武道なんて野蛮な事は金輪際やってらんないの!」

りなが大声でまもりを怒鳴りつけます。

エレナ「・・・・・」

しかし、その時のりなの気持ちを、エレナは読み取っていました。

エレナ「時間はまだあるのでしょう?後で後悔しないよう、考えておいた方がいいと思いますわ」
りな「エレナ・・・・」
エレナ「さっ、後片付けですわ。なのちゃん、手伝って☆」
なの「はいですの」

エレナとなのがお皿とカップをいくつか持って台所へと向かっていきました。

りな「・・・・・」

そしてりなは1人考え込んでいました。

りな(後悔しないように・・・・か)


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