祈りを捧げる人々が、それぞれG3に対する思いをめぐらす。
なな「G3、お願い...」
もも「もう一度...」
たまみ「もう一度、立ち上がって!」
みどり「がんばるれす、G3さん!」
あかね「私達も応援してるよ!」
くるみ「無事に勝ったらおやつをあげるの〜」
つばさ「G3さん、しっかり!」
らん「あなたは1人ではありませんよ」
あゆみ「私達もついています」
みか「だってあなたには、愛があるもの」
ゆき「あなたの生き様を見守ります...」
ご主人様「この世界の生き物達を、守って下さい!」
千田さん「本当の優しさを...」
恵「本当の強さを...」
よしき「本当の勇気を...」
なの「本当の希望を...」
郷太「俺達に見せてくれた!」
きよ「あんたは、化けもんなんかやない!」
エレナ「あなたもまた守護天使の仲間...」
エレナ主「思い悩む心を持った1つの魂...」
美月「だからこそ信じられる...」
ティコ「あなたの秘めた思いを...」
ロック「熱い心の叫びを!」
ひつ爺「聞こえるかぁぁ、みんなの祈りが...」
ムサ婆「しっかりするんじゃ、ばかもん!」
ライト「頑張って、仮面ライダー!」
ハープ「負けるな、G3!」
マリー「みんなあなたのファンよ!」
レオン「こんな事ぐらいしかできないのは悔しいが...」
サキ「希望をあなたに託すわ...」
メガミ様「ここが正念場ですよ...」
神様1「お前は最高の守護天使だ」
神様2「どんな結果になっても悔いはない...」
神様3「だから立て!そして、思い切って行け!」
ワーバイン「俺を破った時の勢いはどうした!」
ゴ・ガドル・バ「我等の主は無敵だ!」
ゴ・ブウロ・グ「無敵だ!」
ゴ・ガメゴ・レ「そうだ!」
ゴ・バダー・バ「当然!」
ゴ・バベル・ダ「必然!」
メ・ギャリド・ギ「アタリキシャリキ…ッテヤツダナ」
ダイデ「Rynexが仕えている人...」
ライザ「あんなにも素晴らしい方...」
ステュクス「あなたは、このまま終わってはいけない!」
リーザ「ちゃんと恩返しさせてよね」
物陰に潜む人影も例外ではなかった。
人影「俺達に、心の光を見せてくれ......!」
Rynex「G3様、信じていますよ...いつまでも...どんな事があっても......」
るる「じーすいーたああああああああああああああんッ!!!!!」
その頃大邪神は、次元を破壊しながらどこへともなく突き進んでいた。
いや、破壊というより消滅と言った方が正しい。それこそ、鉛筆で書いた文字を消しゴムで消すように。
大邪神の全身から死の光が放たれ、それに包まれた無数の、星の数ほどの次元が一度に跡形もなく消滅していく。
次元が消滅した後には、何事も無かったかのように果てしない虚無が広がっていた。るるが去り無人となった613次元も例外ではない。
が、その時、大邪神の進路上にポツンと小さな人影が現れた。
いや、現れたというよりも、既に待ち構えていたのが見えてきたような感じだ。
そのシルエットは、どこか見覚えのある形状をしていた。
みどり「あっ...あれは......」
よしき「まさか...!」
千田さん「間違いない!!!」
Rynex「G3様!!!!!」
たまみ「G3さん!!!!!」
るる「じーすいーたん!!!!!お祈りが通じたんら!!!わ〜いわ〜い!!!!!」
遂にG3は立ち上がった!歓声を上げて喜ぶ一同。だが...
サキ「待って!様子が変だわ。」
千田さん「えっ...?」
全身ボロボロのG3はたしかに大邪神の前に立ち塞がるように立っていた。
そして相手に向かってゆっくりと歩み寄っていく。が...
ワーバイン「何か、動き方が随分ぎこちないな。」
レオン「まるで死体が蘇ったゾンビのようだ。」
G3は、ウウウと低い唸り声をあげながらフラフラと歩いていく。
やがて立ち止まると、まるで操り人形のように全身をビクン、ビクンと震わせた。
そして、両拳を構えて全身にありったけの力を込め、魔獣のように咆哮する。
G3‐XX「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」