Legend of Quel

第二部(オリキャラ編) カブトエビのエレナ編

己の溜飲を下げるべく今日も闘い続ける仮面ライダーG3‐XX。

G3‐XX「GX‐05、アクティブ!」

折りたたみ式ガトリング砲GX‐05改3式を展開し、怪人に向けて発射!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!

怪人「ウギャアアアアッ!!!!!」

罪深き獲物がまた一匹、その餌食となった...
その一部始終を見ていた女性は、

女性「......これって、特撮じゃないわよね...?」

呆然とする女性を尻目にグランチェイサーで走り去るG3。
その後、ちょうど入れ違いに2人の男性がやってきて女性の下へ駈け寄る。

男性1「あっ、ご主人様!大丈夫っすか!?」
男性2「お怪我はありませんか?妙な怪物に連れ去られてどうなるかと思ったのですが、ご無事で何よりです。」
女性「...あ、あれ?ティコ、ロック?」

ご主人様と呼ばれたその女性は、ここでようやく我に帰る。

ロック「ご主人様、どうかしたんすか?」
ティコ「まさか、頭を打ったのではないでしょうね!?」
女性「えっ!?あ、大丈夫よ。ちょっとボーッとしてただけ。この朝村美月、あなた達をおいてそう簡単にコロッといったりしないわよ。」
ティコ「どうやら心配いらないようですね。」
ロック「何だかよくわからないけど、とにかく無事ならオッケー!そんじゃ、早速飯でも食いに行こうぜ!」
ティコ「相変わらずのん気ですね。まあこの場合、その方がいいのかもしれませんけど。」
美月「そ、そうね、行きましょう!」

結局美月は、あの青い男の事を言い出せずにいた。


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