気になったニュース: 2005年7月アーカイブ

Windows Vistaは日本語フォント一新 最新JISを採用(ITmedia)

 来年後半(年末?)登場予定の次期Windows「Vista」には新しい日本語フォント「メイリオ」が搭載されるそうです。MacOS Xも登場時にはそれまでの「Osaka」から新フォントセット「ヒラギノ」を標準日本語フォントとして用意し、「Webページの日本語がまるで印刷物を見ているようだ」と、そのクオリティの高さはWindowsユーザーやLinuxユーザーからの羨望の的となりました。

 メイリオも恐らくかなり品質に拘った日本語フォントとなる事でしょう。度重なる開発の遅れや予定されていた搭載技術の相次ぐ見送りと、すっかり期待感の薄れてしまった次期Windowsですが、少なくとも新しいセキュリティ機能や各システムの整理整頓など、メンテナンス性の向上など、それなりに大きな意義はあると思います。

 MacOS Xと同等の美観を備えたOSになる事も期待の一つ。まぁこうやって見れば見るほど多くの面でOSXにインスパイアされているなーと思うんですが、まぁそれは……ね。

 そうそう、標準の日本語変換の精度も上げて欲しいなぁ。

 あ、「メイリオ」がWebブラウザで標準設定で表示されるフォントになるとしたら、2chとかのAAは当然崩れたりするわけで、「MSゴシックP」というAAフォントのデファクトスタンダードとしての地位は若干落ちたりするのでしょうか。
 
 
 
速やかに「iPod課金」を――音楽関係7団体が強く要望(ITmedia)

 iPodとありますが、別にiPodに限らず携帯デジタルオーディオプレーヤー全般に関してです。これらの音楽団体の仕組み、私はあまり詳しくないのですが、やはりネットを見回してみてもこの課金制度については否定的な意見が圧倒的です。本当にアーティストに適切に利益を分配しているのかどうか。ただ金をふんだくって懐にしまいたいだけじゃないのか、そもそもこれらの団体の存在意義自体が時代にそぐわなくなっているのではないか、という懐疑の眼差しも多いわけです。

 増税にしたってそうですが、どうもね……難しいね。こういうの。

「防ぎようがなかった……」、ネット銀不正引き出しの被害者語る(ITmedia)

 「スパイウェアで500万円も盗まれるなんて……」だそうです。ネット銀行は便利ですが、さすがに不正利用された時の被害はクレジットカード被害の非ではありません
 オンラインバンキングと、あと、Felicaでしたっけ。あそこらへんは私は多分使うことは永久にないと思います。
 プリペイド位なら、別にいいんですが、口座直結型はね……恐いです。

 また、こういった手口ではOSはまず間違いなくWindowsが前提ですので、こうした重要なメールのやり取りやオンライン購入の為にMacやLinuxなど他のOSを用意することをお奨めします。

 それと、多機能化が進む携帯電話ですが、紛失・盗難の可能性も考慮して、漏れたら致命的になる情報は一切登録しないようにしましょう。
 
 そして銀行のキャッシュカードは最近IDカードに交換してくれる所も出てきたので、調べてみましょう。

「デビル メイ クライ 3」本編への鍵が隠された、コミック版の第2巻が発売決定(ITmedia)
 漫画の方は私全く手を出していないんですが、その前に3をプレイせな……w
 どっかの中古屋に安く出てないですかねぇ。

充実したサポートツールでプレイステーション 3タイトルの開発は万全 (ITmedia)
 PS2の時は開発環境の提供が初期はロクなものではなかったそうです。
 が、今回は3DAPIとしてOpenGL/ES、物理演算ライブラリとしてHavok、NovodeX、そしてUnreal Engine 3(マジ?)が用意されるようです(当然OpenGL/ES以外は有償だろうけど)。そしてCELLプロセッサの力の源であり、またどーやって使いこなせばいーんだと不安の残ったSPEコアも、あのトランスメタが最適化ツールを用意。Xbox 360のXNA開発プラットフォームへのプレッシャーもあるのか、かなりの準備をしているようです。

 という細かい話は抜きにして、次世代機ではいずれもハイビジョンTVと5.1chサラウンド環境に対応したゲームが標準になりそうです。もちろん従来のテレビと内蔵ステレオスピーカーでもできるんですが、なんかゲームするにもとにかく金が掛かる時代になってきました。
 もっとも、数年後にはゲームユーザー向けに低価格なHDTVと5.1chスピーカーが出回るかもしれませんが。

“萌えローン”登場(ITmedia)
 もう、この国はダメだと思った瞬間。

 Slashdotの投稿ではこういう消費者金融のウラの一部が書かれています。手を出すのは無謀であるのは当然。こういう"グレー商売"をれっきとした銀行や一端の企業がこぞって行っている状況は本当に嘆かわしいです。

エイベックス、"iTunes Music Store"に楽曲提供へ(マイナビニュース)

 エイベックス、ごたごたの後に経営陣が交代した事もあってか、保守性を捨てて前向きに事業展開しているようです。いよいよiTunes Music Store日本語版の目処が立ってきたという所でしょうか。
 今年8月に開始ではという噂もあり、期待が高まります。しかし、まだ現在の所iPodのライバル製品を作っているソニーと東芝系の音楽レーベルとは、楽曲提供の協議の進展が見られないようです。今や世界シェア82%を誇る楽曲配信サービスの大本命だけに、日本でもうまく立ち上がってくれると良いんですが……。

このアーカイブについて

このページには、2005年7月以降に書かれたブログ記事のうち気になったニュースカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは気になったニュース: 2005年6月です。

次のアーカイブは気になったニュース: 2005年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。